mixi=ハムスターの回り車説  

「回り車」とは、ハムスターなどが中に入って、ひたすらその場で走るための道具。ハムスターは本来かなりの運動量がある動物だそうで、狭い飼育箱の中では運動不足になってしまう。回り車を回してもハムスターはどこにも移動できないが、無心に回すことで(囚われの暮らしなりの)適度な疲労感と爽快感が得られるのだろう。ハムスターの運動不足を解消するために、飼育箱に入れることが推奨される。

その回転を利用して、発電もできる。もちろん発電できる電力は微量であり、設備費や維持費(エサ代など)を考えればとても非効率的なものだが。


で、この、

(1)ハムスターの「走りたい」という本能的欲求

(2)「回り車」という最低限のソリューション(きっと「走り回るための広い場所」を与えたほうがさまざまな景色の中を走ることができ、幸せになれるだろうが)

(3)最低限のソリューション内で、ハムスターは無心に走る

(4)回り車で発電することも可能だが、コストパフォーマンスが悪いので利用されない

という図式を、以下のように置き換えてみると、mixiのことになる。mixiに限らないけども、今の代表的なものはmixi。

(1)人間の「他者とコミュニケーションしたい」という本能的欲求

(2)「日記」、「コミュニティ」という最低限のソリューション(もっとアーカイブを見やすくとか、言及先を参照を分かりやすくなどした方が高度なコミュニケーションができ、幸せになれるだろうが)

(3)最低限のソリューション内で、ユーザーは無心にコミュニケーションする

(4)コミュニケーションの結果(pv、アクティブユーザー率、滞在時間等)は高いメディア力として利用でき、高い広告費を取れる。設備費や維持費を上回る収入を得ることも可能


そこからの考察。

(1)上記でとりあえず「高度なコミュニケーション」と呼んだもの――過去の議論を踏まえ、多くの前提を共有しての話し合いとか、効率のよい議論とかを求めないユーザーもいる。おそらく、生まれた時から飼育箱暮らしで、回り車しか知らないハムスターは、回り車以外で走ることを知らないだろう

(2)ネットはコストゼロ空間(by梅田望夫氏)

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