Web2.0とレゴとギークと想像力とFF12とMOTHER3
LEGO と Web 2.0 に共通する問題(Rauru Blog)
この記事を読むまで「レゴはレゴリテラシーのあるギークだけしか買わない」なんてことは思ってもみなかったので、驚いた。ものすごく意外に感じた。浅田真央選手効果で売れてるんじゃないの? とか漠然と思ってたけど、そんなことは全然なかったのね。
私もレゴギークだった
なんでそこまで意外に感じたかというと私自身が極度のレゴギークで、非レゴギークの心理を想像できなかったからだ。正確にはレゴのパチモンだった気がするけどあの類のブロックで、たいがいな年齢(小学校高学年ぐらい)になるまで遊びまくっていた。将来何になりたいかを聞かれて「ブロック会社の社長!」とのまった、という話は両親から妻にも伝わり、私はわが子にいつ乳児向けレゴ(ちょっと大きめの、食べにくいやつ)を買ってやろうかと、手ぐすねひいて待っている。私が小さい頃の教育として何か良いものを与えられていたとすれば、コレしかないと思っているので。
対象年齢1.5歳から(↓)
現在の LEGO 製品購買層のほとんどは、実はあまり高い LEGO Literacy を持っていない。「自分の創造性にしたがってブロックを組み立てて面白い立体造形を作れる」ほど高い LEGO Literacy を持つ人は実際のところ一握りもおらず、圧倒的大多数の LEGO 消費者は本当に消費者、つまりセットを買ってきてセットの通りに組み立てて喜ぶだけ。なのだそうだ。だからキャラクタ物が売れる。最近のレゴに変なキャラクター物が多いのは、こういうことなのか……。
おぼろげな記憶では、ブロックを与えられた当初は、私もそれほど楽しんでいなかったと思う。でも、ある時、親戚のおじさんか誰かがブロックを使って、目の前で、動物だったかロボットだったか、何かを作ってくれた。その、ブロックが組み上げられ何かの形が作られていく様に大きな刺激を受けて、自分でもテレビのロボットを真似た物を組み立ててみたり、オリジナルの何かを考えてみたりするようになったのだと思う。他のおもちゃをあまり買い与えられなかった、という要因もあったけど。
そういえば、友達を家に連れてきても、たいていはブロック遊びに興味を示さなかったなあ。あれは、簡単にいえばレゴリテラシーの問題だったのか。
想像力が奪われている!
伊集院光が、ラジオでまた面白いことを言っていた。氏はFF12が好きではなく、MOTHER3には激しくはまった。その違いとして語るところを要約すると、こんな感じになる。FF12は全てを緻密な絵、フルボイスで提示してしまい、自分で想像する余地が全くない。対してMOTHER3はそれほど緻密でないドット絵を見て、スクロールするメッセージを読みながら、自分の中で想像力を駆使し、脳内で自分にとって最高の映像として膨らませることができる、と。
そうか! ムダに表現力が高まったゲーム機によって、子どもたちの想像力は奪われているんだ!! 子どものイマジネーションを守るためにゲーム機に規制を! 表現力はスーファミレベルまで!!!!!!
それはさておき、
(1)大人が大幅に想像してしまったら(想像で補完する余地のないものを見せてしまったら)、子どもは想像することをしなくなる
(2)ワンステップ上の行為を目の前で示してあげる(ブロックでいろんなものが作れることを見せてあげるとか)ことで、子どものイメージを繋げ、いろんな行為を促進できる
(3)レゴしかない家に友達を呼ぶと、大抵引かれる
(4)想像力だけ育ててもあまり意味がなくて、表現力・表現する度胸も育てるべし
ということは育児のヒント(育児ハックとか言えばいい感じ?)になるんじゃないかなあと。
あと、映画が何も想像させないかといえばそうではないように、FF12レベルの映像を見ながら、さらに何かを想像させ、楽しませることも可能だと思う。だけどFFシリーズは全然遊んでないのでよく分からない。もうひとつ、FF12レベルの映像の上に、さらに何かを補完する、というような想像の有り様も当然考えられ、若いゲームファンの想像力はそういう段階にあるのかもしれないと思った。
イメージを繋ぐもの
MOTHER3では主人公の双子、両親、犬の名前を自分でつけられるのだとか。ここに身近な人の名前を設定することで、想像することに慣れていない人たちも、手がかり足がかりを与えられるのだと思う(なにせ、ドット絵から自分の両親や兄弟やペットの顔を連想できるのだから)。こういう所って、Web2.0ブームと共に登場したツールを普通の人にも広めるにはどうすればいいか、のヒントになる気がします。
というワケで、本来なら速攻でMOTHER3を買ってゴールデンウィーク中に終わらせるぐらいの勢いで引きこもりたい気分だけど今は時間がないので、アフィリエイトだけ貼っときますね。
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泣きそう
ついに!
MOTHERよ、お帰りなさい。- 2006.05.03
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