「地底人は誰?」検索CMから考えるSEM

最近はすっかり、検索窓のイメージを見せて検索させるCM(とりあえず「検索CM」と呼ぶことにする)が増えた。CMで「にゃんにゃんにゃんてんこてんじぇいぴー」とか言ってるよりも「『ツカサ』で検索してね」の方が断然覚えやすいし、ロスの少ないコミュニケーションだなあと思う。検索エンジンがインフラとして広く認知された、ということでもあるのだろう。

そんな中でも、異色なのが「地底人は誰?」で検索させる富士通FMVのキャンペーン。「地底人は誰?」で検索させ、OvertureやGoogleのアドワーズ広告を買っておいて、キャンペーンサイトに誘導するというもの。面白い試みだけど100点満点の状況ではないように見えるので、いくつか思ったことをメモしておく。

ところでFMVといえば、ワンセグ対応の小型ノート「LOOX T70S/V」がすごく欲しい!

Pentium M 733-1.3GHzにメモリ512MB、HDD60GB、ワンセグチューナー、IEEE 802.11a/b/g付きB5サイズ2スピンドルノートで1.27kg。とても良いですね。バッテリは最大8.4時間だそうで、3時間ぐらいの移動時間ならテレビ見っぱなしにできるんじゃないかなあ。4月27日発売。実勢価格は27万円ぐらい。Windows Vistaにも問題なく対応するWindows Vista Capable PCです。
FMV-BIBLO LOOX T70S/V


地底tvサイトのタイトルが分かりにくいのは広告費のムダでは?

「地底人は誰?」で飛ばしたい先「地底tv」のページはここ→http://www.fmworld.net/fmv/chiteijin/なんだけど、ここのタイトルが「FMWORLD.NET(個人) : 地底TV : 富士通」となっていて、現時点ではGoogleで2番、Yahoo! JAPANでは1番に表示されているのにもかかわらず、「地底人は誰?」という疑問が解決するサイトだと気づきにくい。

きちんと「富士通の『地底人は誰?』キャンペーン公式サイトです」ということが明確なタイトルなら、広告じゃなくてそっちをクリックする人も多く、PPC広告の出費を抑えられると思う。METAタグはきっちり書き込まれているので、タイトルの表記規則が決まっていて、このようなタイトルになってしまっているのかもしれない。


検索結果上位10件は堅く囲っておくべき

突拍子もないキーワードのため、検索結果上位に、富士通の利益に貢献しないサイトが出てくる。Googleではこんな記事がトップ。「SEO」の何たるかを知らない人でも、「富士通が何かに違反したの!?」とドキッとしてしまうタイトルだ。

ちょうどサイバーエージェント他がSEOスパム扱いでGoogleのインデックスから外された事件があり、この記事自体は先走っちゃった感じのようだが、結果、富士通さんは大枚はたいてテレビCMを打ちまくり、平野洋一郎氏の宣伝をしてるんですか!? という状態になってしまっている。

この手のキャンペーンをやるなら、事前に、検索結果の上位10件(は最低限。できれば50件ぐらいまで)に出るページには、富士通FMVの情報が分かり、FMVへの興味が湧き、なんらかの方法で購入できる導線が設けられたページが来るよう事前に根回しをしておくべきだろう。そうしてこそ「地底人は誰?」の検索クエリーが全てFMVの販売に繋がり、検索CMの効果が100%活かせるようになる。

方法としては、とりあえず各社のニュースサイトにキャンペーンの記事を作っておいてもらうことが考えられる。それよりも効果的なのは、販売店に事前に告知して、なんならSEO効果の高いHTMLまで配布してしまう手だろう。「地底人は誰?」の検索結果にヨドバシカメラ、ビックカメラetc.がズラリと並んだら、超強力だ。販売店のアクセス&売上げ増にもなり、まさに皆でワッハッハのキャンペーンでしたね、ということになるのではなかろうか。

同時に、富士通WEB MARTでやっているアフィリエイトプログラムも使って、アフィリエイターに「地底人は誰?」でのSEOをモリモリやってもらうのも、忘れずに打っておきたい手だ。健康食品系のアフィリエイトでは「今週のあるある大事典で○△酸が出ます。さあお前ら売ってくれ!」なんていうメールがよく来るが、このノリでやっちゃえばいいと思う。


地底tvのコンテンツは何がいいのか?

個人的には重~いFlashのパネルめくりゲームてのはどうかと思うのだけど(とかいいつつやった)、だからといって「地底人ブログ」なんてのがヒットする層がメインターゲットというわけでもないんだろうなあと思う。

石田純一と岸部一徳が木村拓也に絡む日々を綴る日記、みたいなのは普通に面白い気がするけど(「今日も木村くんの家に行った。いつものように嫌がられた。でも隣に座っちゃった」、「今日、木村くんの家で長い髪の毛を見つけた。静香?」みたいなのを毎日)、それが面白いのはごく一部の人かも。


キーワード広告が上に出るのと右に出るのの違いは?

こちらを見ると、キーワードのマッチ度が高く、それなりにお金を出していれば上に出しますよ、みたいな感じのようだ。

  • はてなブックマーク - 「地底人は誰?」検索CMから考えるSEM   このエントリーを含むはてなブックマーク


この記事のトラックバックURL
この記事へのトラックバック

「地底人は誰?」検索CMから考えるSEMというエントリーより。 最近はすっかり、検索窓のイメージを見せて検索させるCM(とりあえず「検索CM」と呼ぶことに... 続きを読む

コメント(4)

>検索エンジンがインフラとして広く認知された、
>ということでもあるのだろう。

検索エンジンがインフラであると、企業の「宣伝担当」がやっと気付いた、ということかもしれませんね。

あ、いや、日本の場合、「広告代理店の担当者」と言うほうが正しいかも。やっと、電博の人間も気付いたというわけで・・・

なるほど、そういう見方は考えつきませんでした。そこを深く考えると「検索エンジンをインフラ的存在として認知せざるを得なくなった」となるかもしれませんね。

いろいろ調査してみたら、みんな普通に検索してることが分かった、というのが真相かもしれませんが。

地底人の正体は、岸部一徳さんなんですか?

そうです