有栖川有栖と「20の扉」について  

有栖川有栖の短編ミステリ「黒鳥亭殺人事件」にて、「20の扉」という遊びが物語のギミックとして使われている。この最後のオチが美しくて印象的だったので、「20の扉」のことが印象に残っていた。

この遊びには他の呼び方もあるのかもしれないけど、回答者が頭に思い浮かべたものを当てるために、質問者が20個「はい」か「いいえ」で答えられる質問をし、それをヒントに回答者が思い浮かべたものを当てる、というもの。たとえば回答者が「パンダ」を思い浮かべていたとして、

1:それは生きていますか? はい
2:それは飛べますか? いいえ
3:私たちはそれを食べますか? いいえ

といったやりとりをしながら、推理を進めていく。

絶叫城殺人事件
絶叫城殺人事件
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有栖川 有栖
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4 謎解きミステリではなく
5 アンチ「なぞなぞ」
4 叙情的な余韻が尾を引くふたつの作品が味わい深く、印象に残るミステリ

「ソレハ イキモノ?」――ブログが鍛えた人工知能「20Q」

件の20の質問サイトをはてなブックマークで見つけたとき、これは「20の扉」だと思ってさっそくやってみた。最初、確か「爪切り」をイメージしていたときにはコンピュータは結局降参し、答えを告げた後にあれこれを言い訳をした。このことはまだAIのチューンが甘かったのかもしれない。

数日後にふと確かめたくなって「黒鳥亭殺人事件」で使われた答えで試したら、ちょうど20問で正解した。その時、コンピュータは何か勝ち誇ったようなことを言った(文言は忘れた)のでムカついた。この遊びは正解になったら互いを祝福し合うべきで、回答者はみごと正解した質問者を称え、質問者は正解に導いてくれた回答者に感謝するもんだと思う。正解して勝ち誇ってたコンピュータに「黒鳥亭殺人事件」の美しいイメージを台無しにされた気がしたのだった。

つまり、
・「黒鳥亭殺人事件」は短編集「絶叫城殺人事件」に収録されています
・この商品化された「20Q」も正解したときに偉そうに勝ち誇るんだろうか? そうでないなら買ってもいい
・Amazonで買えるし

20Q (レッド)
20Q (レッド)
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バンダイ (2005/11/12)
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