昼のSNSと夜のSNSみたいな感じかもしれない
「旅行」をテーマにしたSNSができるらしい。旅行には興味あるし、面白そうじゃない? と一瞬思ったんだけど、機能的にはこれといって特徴が見られない。コンサルタントとの交流で差別化できるのだろうか?
イー・旅ネット・ドット・コム、旅行愛好者に特化したSNS「e-旅SQUARE」
旅の出来事を書き込める日記機能、友人とメッセージを交換する機能、共通の目的や経験を持つ人が集まるコミュニティ機能などを搭載する。このほか、インターネット旅行会社のウェブトラベルに所属する約150名の旅行コンサルタント「トラベルパートナー」と交流を図ることもできる。
ちょっと妄想したことを書いてみる。
mixiのような大きなのを「総合SNS」とすれば、ニッチSNSには枠の取り方によって旅行などの「趣味SNS」、地域ごとの「地域SNS」、その他「職場SNS」、「校内SNS」などが考えられる。ニッチSNSに参加する人には、総合SNSと掛け持ちする人と、そうでない人がいると仮定する。
ここに、一人の人間がいるとする。スポーツや音楽とかを愛好し、時にはおいしい食事を楽しんだり旅行に行ったりもする、という一般ウケするごく普通の「表の顔」と、ものすごいギャルゲーマニアだったりコスプレが大好きだったりする「裏の顔」を持ち合わせているとしよう。
彼は、「表の顔」で総合SNSに参加している。そうすると、表の顔として旅行の話もできるから、「e-旅SQUARE」みたいなサイトはべつだん必要ないし、掛け持ちが面倒なんじゃなかろうか。逆に「コスプレ大好き、メイドさん萌えな人専用SNS」があったら、喜んで入るだろう。
旅行SNSといえば既に「ANAフレンドパーク」もあるし、同様に「表の顔」的なものをテーマにしたSNSとしては「B食倶楽部」なんてのもあるわけだが、個人的には、こういうテーマのニッチSNSに参加したいと思えない。それはmixiに参加しているペルソナが十分に受け持ってくれているからだ。
これからのSNSは、例えばオタク的な趣味とか、エロ・風俗関係とか、そういうアングラなテーマのを作った方が受けるんじゃないかと思った。そういうのならmixiとは別に入りたいというニーズも多いと思うし、非常にディープなユーザーの集合体として、マーケティング的な価値も高いんじゃないだろうか。
とはいえe-旅SQUAREだってANAフレンドパークだって、mixiにはできない独自のサービスや付加価値を打ち出すことで十分に何とかできる余地はあるし、日記がつけられて友達をコレクションできて70%のユーザーが3日に1度はアクセスしているとかいうような異常な定着率を目指さなくても商業的に成功する道はあるわけで、mixiとの比較でネガティブなことを言うことに、あまり意味はないんじゃないかという気もしている。
e-旅SQUAREの例でいえば、マーケティング担当の若手150名をコンサルってことにしてコミュニティに投入し、リアルなターゲットユーザーに揉まれる中で企画を考えさせたり顧客対応を学ばせたりできれば、一種の教育機関+マーケティングメディアとして、けっこういいかもしれないし、顧客にしても細やかな対応をしてもらえたら満足度アップだろう。
- 2005.07.01
- « 前の記事
情報フロンティア研究会と「小学生にブログ」関連ネタの自分用まとめ - トップ
ページ - 次の記事 »
「おおきく振りかぶって」がおもしろい - この記事“昼のSNSと夜のSNSみたいな感じかもしれない”の最上部へ


