小学生の指導法に見る、ブログのタイトル改善法
小学生の作文のお話。まずはこちらを。
ブログ人のトラ場:初めてのデートで映画にいくならどっち?
トラックバック練習板:最近気になるCMは何ですか?
「初めてのデートで観る映画は?」と聞かれれば、皆「初めてのデートで観る映画」というタイトルで記事を書き、「気になるCMは?」と聞かれれば、そのまま「気になるCM」というタイトルで記事を書く。そこには何の創意工夫もない。書き手自身の思考のインデックスとしては有用なタイトルだろうが、読者にとっては何の意味もない。
実際、「気になるCMは?」と書かれた振りに対してずらりと連なる「気になるCM」というタイトルのを見ても、どれひとつクリックしてみようという気にはならないだろう。こういうタイトルの付けかたをする人は、本文の方も読者に対する配慮がない、ただ脳内から出た言葉を書き留めただけのものであることが多い。
ここに、「楽しい作文にする3つの題名のつけ方」という、小学校の作文指導のための資料がある。
「運動会をテーマに作文を書きましょう」と指示すると、多くの子どもはそのまま「運動会」という題名で作文を書いてしまいます。そのような作文は、「今日は運動会がありました。ぼくは、かけっこに出ました。そして、ダンスをしました。・・・・」というおもしろくないものになってしまいがちです。
その子らしさが出てこないのです。読み手も楽しくなりません。
こういうヒネリのないタイトルをつける子は、おそらく最初にタイトルを書き、次に、思いついたことを順番に書いていくのだろう。これを「運動会の作文」において行えば、とった行為の羅列になり、「気になるCM」について行えば、CM名の羅列になる。その子らしい考えや価値観の深い部分など出るわけがなく、読んでもおもしろくない。
この資料では、タイトルに関する3つの工夫案が提示されている。これがベストの方法だとは思わないが、思考を一段階発展させるためには良いのかもしれない。
1.長い題名にする
2.副題をつける
3.違う二つのことを「と」でつなぐ
※詳しくはリンク先の記事にて。
こちらの資料には、このように書いてある。
題名を読んだだけで作者の意図がはっきりと伝わるのがよい題名です
このような題名の付けかたを実践するための簡単な方法は、本文を先に書いて、その要約として題名をつけることだ。うまい題名がつかなかった(=うまく要約できなかった)ら、本文が散漫だったり話を詰め込みすぎだったりと、本文に問題があるということなので修正する。時間がないときには辛い方法だが。
先に記事中で最も書きたいことを考え、先の「楽しい作文にする~」を応用して、「気になるCM:たらこの大行進」のように先にタイトルをつけるやり方もある。タイトルが思いつかないときは、書くのをやめる。脳内でテーマを転がしているうちに、思いつくこともある。
とにもかくにも、脊髄反射的に与えられたお題をそのままタイトルにして書くのは「私のブログには小学生レベルの文章しかありません」と言っているようなものだから、それだけはやめておいた方がいいと思う。トラックバックの練習みたいなもんだからどうでもいいんだよ、という反論もあるかもしれないが、せめて、振りに対する答えをタイトルにしてみてはどうだろう。
こんな資料もみつけた。
忘れてはならないのは,子どもの作文にはなにかしら「先生への手紙・先生へのラブレター」の要素があることだ。
「せんせい、あのね」ではないけど、これは確かにそうだ。
言い換えれば「トラックバックはネタ元へのラブレター」ということかなあ?
「作文の時間」に書いた作文,つまり教師の指導の結果出てきたものを直すのは,子どもへの侮辱になると高橋氏は言う。
そりゃ極論だろう見方もできるけども、一理あると思った。
- 2005.04.05
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