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「肩の力を抜いて」と言われて本当に100%抜く人間にはブログを書かせるな  

犬にかぶらせろ!経由で知ったネタ。

★「TVガイド編集長ブログ」の閉鎖理由は「取引先批判」か(てれびまにあ。)

ウェブリブログはぜんぜんチェックしていなかったのでこのブログの存在も知らなかったのですが、Googleキャッシュをいくつか見るだけで、こりゃヒドイわと。「てれびまにあ。」さんに転載されている記事が取引先批判に当たるかどうかはともかく、これは早々に閉鎖するのがTVガイド編集部のためでしょう。


ひとことで言えば「マーケティング的視点がない」というでしょうかね。開始時に (9/16)“TVガイド「編集長のハーフタイム」”を開始しました(ウェブリブログ事務局)にて、

編集長の目でとらえ感じたこと、それらの雑感を肩の力を抜いて、仕事のハーフタイムに皆さんにお届けしていきます。

と、紹介されているんですが、肩の力抜きすぎ(笑)。仕事のハーフタイムにお届けどころか、仕事後の赤提灯的クオリティでお届けになってます。

「編集長が裏話をお届けする」というコンセプトのブログを書くということは、つまり、本紙には載らない裏話的なエピソードを提供することで、読者に「TVガイド」という雑誌への親しみを感じてもらい、興味を喚起し、売り上げに繋げていくことを考えるべきでしょう。あくまで、それはマーケティングの一環であるはずです。

ところがこの人、本当に肩の力をダラーーーーンと抜いて、そんなこと読者に言ってどうするよ、という話まで書いちゃってます。ある意味、本当に「裏話」ですな。それで面白いなら救いもあるんですが……。

全体的に自慰めいた文章で、読者の顔を見て話している感じではありません。ネタは面白いはずなのに。


Googleキャッシュで出てきたこの記事。

編集長×女性編集者 (TVガイド「編集長のハーフタイム」のキャッシュ)

女性編集者が「結構気になるんだよね」「友達も言うよ」「取り上げたいよね」
という雑談があるものを誌面化すると、
意外と視聴率に関わらずTVガイドが売れる。

「売れる」、「売れない」は読者には関係ないことで、誰も売り上げに貢献しようと思って本を買ったりはしません。読者にとっての評価軸は「おもしろい(値段分の価値がある)」、「おもしろくない」だけです。営業の人とでも話している気分なんでしょうか。


問題の記事では、

本当のマンパワー (TVガイド「編集長のハーフタイム」のキャッシュ)

オーディションの担当の方々が
うちの担当を身内とは思っていない
いや身内でなくても
一緒に盛り上げていこうという
人たちとは思ってくれてない
ということなのだろうか、ね。

その「オーディションの担当の方々」と「TVガイド」は、読者から見れば十分に近い場所にある、いわば身内であり、その間の諸々は読者に見せてはいけない舞台裏であるはずです。それなのに「あんたらはうちを身内とは思ってないんだねー」みたいなことを公の場に書いてしまうことは、一種の距離を置く発言であり内部告発だと受け取られても仕方ないでしょうね。


雑誌の編集をしていた頃、編集後記には、編集後記だからとって何でも書いていいわけではなく、仕事に関連したことを書け、と指導されました。編集後記を書く私は、私そのものではなく、あくまでその雑誌の編集者というペルソナであるわけです。

このブログ上のTVガイド編集長は、ときおりTVガイド編集長というペルソナを外して「TVガイド編集長もやってるオッサン」になってしまっていた感があります。ブログを通じて読者に何を提供し、結果としてどうしてほしいのか、といった目的意識のない人物にブログを任せるのは、あまりに危険である、という一例としてメモしておきます。

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  • 2005.03.07