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口コミマーケティング関連の本を2冊  

それぞれまったく別の場所でノウハウを積んできた著者ですが、おおむね同じようなことを書いています。ネットをより大きく取り上げている点、読みやすさなどからいって、1冊だけ読むとすれば「クチコミュニティ・マーケティング2」がおすすめです。


口コミ伝染病―お客がお客を連れてくる実践プログラム
神田 昌典

フォレスト出版 2001-03
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クチコミュニティ・マーケティング2-実践編 あなたの会社がクチコミで伸びる!
日野 佳恵子

朝日新聞社 2003-08-06
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「クチコミュニティ・マーケティング2」から、興味深い部分をいくつかメモしておきます。

独自のコミュニティを構築し、コミュニティと自社の連携を密にしていくことで、どんな業種の会社であっても、右肩上がりの成長線を維持できる会社にすることができる(p.36)
この本でいう「クチコミニティ・マーケティング」にしても永遠の右肩上がりができるものではないでしょうが、そこは突っ込まずに。どんな業種にも有効、というのがキモです。


どんなに小さいことでもいいので、「自分たちの良さ」を見いだし、トコトン公言・表明すること。それが「オンリーワン=1本立てる」ことなのだ(p.52)

自分から公言・表明することが大事で、わかる人はわかってくれる、みたいな奥ゆかしい考え方ではもうダメ、ということですな。


クチコミを後押しするには、ツールが効果的。人から人へ伝わるとき、「あっ、そういえばパンフレットもらってたわ」と記憶が喚起されると、クチコミ情報が俄然リアルなものに変わる(p.82)

神田氏の「口コミ伝染病」でも、まったく同じことが言われています。クチコミを後押しするための試供品やパンフレットなどを持たせることが重要なんですね。


クチコミニティとはこういうファンづくりだ。だからクチコミニティ・マーケティングが「1本立てる」ことにこだわるのだ(p.100)

「あなたの好きな球団は、あなたにダイレクトメールを頻繁にくれるから好きになったのではないはずだ」――確かに。ファンを作ることがクチコミュニティ・マーケティングの本質。


力強い肉体とパワーが経済を引っぱってきた時代を男時社会というなら、消費が飽和している現在は女時社会となる。主婦や女性に限らず、若い男性、ひいては情報のアンテナを立てるのが得意な団塊世代も、この女時社会には「クチコミュニティ・マーケティング」の大切な助っ人になってくれる可能性がある。

ちなみに私は女時世代を、1995年のウィンドウズ95登場時に20歳以下だった人たちと見ている。つまり40代、50代の人と女時世代は、世代ギャップどころではない差がある。もはや異文化を生きているといってもいいほどの違いだ(p.137)

簡単に言って、ここでは男時=マス・マーケティング時代、女時=クチコミニティ・マーケティング時代といった定義。この世代の分け方が、CNET Japan Blogで梅田氏が書いていた「PC世代/ネット世代」の境界線とほぼ重なっているのがおもしろい。


クチコミュニティサイトは、「お客様」が主役。それはお客様自身が参加し、発信し、アピールできる場を用意することで実現できる。そして、その場を眺める多くの覗き見客(ロム)の安心感や信頼度を高め、「ここなら大丈夫」と納得する「事実」を垣間見せる機会ともなる

ネットコミは、そんな人と人との関りを多層的にとらえることができ、見知らぬ人も巻き込める、新しい時代のクチコミツールだと認識してほしい(p.186)

コミュニティサイトにおいては「ロム」への影響力も勘定すべきである、と。


人は「企業の姿」に「接触」をするかしないかで、商品やブランド、企業に対しての関心度が確実に違う。そしてその後の「購入決定」に大きな差をもたらす(p.225)

クチコミは、消費者-消費者だけでなく、企業-消費者の間にもある。そして、説明会によって企業と接触した消費者の方が、圧倒的に企業に好印象を持ち、クチコミを広める率が高かった、という調査結果からの結論。


クチコミュニティ・マーケティングとは「心」のマーケティングだ。人の心を動かし、記憶させ、その記憶を折りに触れて喚起する(p.240)

「心のマーケティング」。だんだん宗教や催眠商法っぽくなってきました(笑)。これは、こういった口コミマーケティングに触れた人がみんな言う結論ですね。

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  • 2005.01.16