Yahoo! JAPAN、exciteインタビュー
Yahoo! JAPANとexciteのインタビューが立て続けに出ていたのでメモを。
Yahoo!の検索ビジネス戦略を探る 第1回:Yahoo!検索の現在・過去・そして今後(INTERNET Watch)
インタビュー連載の初回ということで、Yahoo!の生い立ちからスタート。
たとえば、ごく最近対応した機能があるんですが、検索窓に「東京の天気」と入力すると、検索結果の上部に東京の天気予報が表示されるようになりました。株価も、「ヤフーの株価」や株式コードを入力するだけでダイレクトに表示されます。
ディレクトリ→検索サービスから、より有機的な「問題解決システム」への進化を志向している、といったところでしょうか。
そして、いわゆる知識検索「Yahoo!知恵袋」が新しい知のプール方法として、ひとつのポイントに。
そうした「未だインターネット上に表現されていない知」というものを引っ張り出す道具として、Yahoo!知恵袋のようなサービスが必要なのだろうと思います。 (中略) こうした装置があることによって、インターネットに向いていなかったような種類の知まで、インターネット上に蓄積できるわけです。我々はこの分野には非常に期待しています。事実、韓国ではこうしたユーザーのやりとりから情報を検索するタイプのものが、普通の検索エンジンの検索数を抜いてしまっていると聞きます。
サービス(検索する題材)が増えすぎて検索窓が多すぎ、適切な検索窓を探すのが面倒、といった問題に対しては、パーソナライズを重要視。
検索に使う窓を限定しなくても、「このページでこの語句を検索しているのだから、きっと欲している情報はこういうものだろう」と予測して検索結果を表示するアルゴリズムですね。こうしたことはやっていかなければならないと思います。さらに話を発展させると、こうしたことをやるには、パーソナライズ、というものが重要になってくるのです。
デスクトップ検索についてはクールな考えです。
現在はむしろ、ローカルファイルを検索するよいソリューションがないために、ローカルファイル検索が求められているのであって、ローカルファイルとネット上の情報を区別なく検索可能となることが、必ずしもユーザーの求める解決方法とは言えないのではないかと思っています。
「技術は差別化にならない」--エキサイト山村社長(CNET Japan)
このインタビュー最大の見所は、このバッチ画像になっている山村社長の悪人面です。いつもイイ人っぽい表情の写真が多いのに、何故にこんな悪知恵絞ってそうな顔をわざわざ使っているんでしょうか。
エキサイトが成功した理由として、「運がよかった」のほかに「広告収入以外のモデルを築いた」。
売上に占める広告収入の割合は約50%です。今年はキーワード広告が好調ですね。単純なバナーはやはり厳しくて、当社でも売上の10~15%程度です。もう少し見せ方を変えた、企画広告のような新しいタイプのものが売れています。今後はオンライン広告市場の伸びに合わせて広告事業も成長していくと思いますが、それ以上にコンテンツ課金による売上を増やすことで広告の比率を30%程度に抑える予定です。
F1M1層を狙った戦略をとっている、という問いに対して、
ポータルサイトだからといって、ページビューが増えれば広告が入って物も売れるというわけではありません。ページビューが増えているということは在庫が増えているわけですから、不良在庫を抱えることになってしまう
技術は数か月のアドバンテージにしかならず、追いつかれる。使い勝手や中身、他にないコンテンツが勝負だ、と主張。
一番大切なのはブランドやユーザビリティ、それにオリジナリティです。当社が新しいコンテンツを作るときには、他がやっているものを作るなと言っています。読者がなぜエキサイトに来てくれるかといえば、エキサイト翻訳やエキサイトイズム、ウーマン・エキサイトなどがあるからです。特徴あるコンテンツというものは、人がついてきてくれます。それを作らないといけない。
ポータルビジネスの魅力は、「第5のメディア」であるネットのキープレイヤーになれること。
メディアというのは世の中の流れを作る役割もある。そういう企業をグループに入れられるというのは数少ないチャンスだと。旅行、証券、音楽などの事業を考えれば、ポータルは21世紀の商社みたいなものですよね。世界に広がっていくにはいいチャンスだと思っています。
特別新しい発見はなかったものの、それぞれの立ち居地を確認するという意味では興味深いインタビューでした。
- 2004.11.29
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