ラフマニノフ ピアノ協奏曲 第2番  

のだめファンがクラシックを聴くなら絶対外せないのが、この「ラフマニノフ ピアノ協奏曲 第2番 ハ単調 Op.18」。シュトレーゼマン編のクライマックスであり、千秋にとっての、ひとつのおおきなステップでもあります。また、のだめもピアノへの渇望を覚えて……まあ、こっちはその後すぐ満足しちゃうんですが。

とにもかくにも、4巻~5巻に登場するラフマニノフは、ストーリー上の重要度から見ても、また露出の大きさから見ても、まず1曲聴くならこれだろ、という曲であり、「のだめカンタービレ」全曲集のリストでも、最もクリック数の高いアイテムとなっています。


ラフマニノフ/ピアノ協奏曲第2番ハ短調
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私がクラシックをいろいろ買ってるのは、ただ「のだめ」好きが昂じただけじゃなくて、以前から「クラシックを聴く」という趣味を持ちたいなあと思いつつ、きっかけを掴めずにいた、ということもあります。それで、これを機にいろいろ聴いたるでー、と思っているわけです。

しかし、この曲を聴いてつくづく思うのは「クラシックはリッチな人間のための音楽だ」ということ。クラシックのCDそのものは比較的安価ですが、安物の機器ではきちんとした音は聴けません。それに何より、時間的に貧乏な人間にはホントに厳しい。このラフマニノフなんかは絶対に、仕事のBGMにしたり、山手線に乗りながらや散歩しながら聴く音楽じゃないと思いました。

朝早くから会社に行って帰りは夜遅く、さらにHDDレコーダーには録画した番組、棚の上には借りてきたっきりの「24」のDVDが積んである、なんて暮らしをしていると、これを3楽章通して聴く時間を捻出するのが大変です。ああ、貴族になりたい。少なくとも時間に関して……。

3楽章は以下のように構成されており、全部で35分ほどになります。雑音のない場所で、それなりの機器を使って、リラックスして聴きましょう。最初の「チャーン」、「ダーン」から始まり、オーケストラの豊かな音、ピアノの凄まじい技巧をこころゆくまで堪能できます。もちろん、「のだめ」を読みながらでもいいでしょう。

第1楽章:モデラート 1st Mov.: Moderato
中くらいの速さで

第2楽章:アダージョ・ソステヌート 2st Mov.: Adagio sostenuto
ゆるやかに、長音を保って

第3楽章:アレグロ・スケルツァンド 3st Mov.: allegro scherzando
速く、戯れるように


ラフマニノフは、ピアノ協奏曲第1番で好評を得るも、その後の交響曲第1番を酷評され、ノイローゼになってしまったそうです。そして、その治療の過程で「あなたは新しいピアノ協奏曲を書き、世間の評価を取り戻す」と言われて書いたのが、この曲だそうです。そして、まさにピアノ協奏曲第2番はラフマニノフの代表作となりました。

ラフマニノフはロシア革命の際にアメリカへと亡命しますが、この曲はまだロシアにいた時代に、イタリアでたっぷりと英気を養って作られたそうです。

後年、いくつもの映画にテーマ曲として使われたそうで、例えば……、

逢びき
タイトルのまんまのストーリーらしい。

七年目の浮気〈特別編〉七年目の浮気
マリリン・モンローのスカートが地下鉄からの風でまくれ上がるシーンが、あまりにも有名な映画。

旅愁
これも不倫やら何やらのドラマ。

いずれも官能的な作品です。
こんなイメージもあって「もだえるように……」なんでしょう。

関連記事:
ラフマニノフ ピアノ協奏曲第2番 聴き比べ(異なる演奏による4枚のCDを聴き比べ。どれが千秋の演奏っぽい?)


参考資料:
ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第2番ハ短調Op.18
おんがく日めくり 3月28日 ロシアのピアニスト/作曲家、セルゲイ・ラフマニノフ没
ラフマニノフ(1840~1893)の生涯
ラフマニノフ資料館
はてなダイアリー:ラフマニノフ

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