虚飾を廃して見えてくるもの
拝啓 時下ますますご清栄のこととお慶び申し上げます。さて……というようなフォーマルな文章の形式は、とりあえずこのフォーマットに従っておけば礼儀正しい人に見えて安心、という効果を持っています。うちの田舎の小学校が制服だったのに対して「制服さえ着せておけば、服装に悩まなくていいから楽。私服はイヤ(PTAのお母さん談)」という、 悪く言えば一種の思考停止です。
ブログではこういうフォーマルな形式を使わないのが一般的です。
そのときにどんな文章を書けるか、カジュアルな集まりにどんな服を着て行くのか、無礼講の席でどう振舞えるか(というのはちょっと違う気もしますが)、というセンスが、“ブログでディスクロージャー”を目指す企業に問われます。これに失敗すると、ブログを使うことはかえって裏目に出てしまうでしょう。
例えば……、
paperboy&co.の家入社長は、なんとなく着ぐるみやら奇天烈なコスプレを着てきそうなイメージです。企業の情報公開にあたってこういう演出を選んだなら、きっちりオモシロをキメつつ主役の座もゲットする(企業のPRをする)という、難度の高い2つの仕事を同時にやる必要があるでしょう。
松坂屋本店の@honten-nikkiは、いまひとつキャラクターが見えてきません。つまり、印象に残りにくいですし興味も湧きません。サイトを熱心にチェックしそうな層(20代後半~30代女性ぐらい?)に好感を持ってもらえそうなキャラクターを作る、またはそういうキャラクターを持つ人に書かせることで、もっと効果的なPRメディアになると思います。
- 2004.07.30


