西東京市「多摩六都科学館」。意外な場所にある世界一のプラネタリウム

小学生になって、いくらか理解力が向上したように見える息子を、夏休みのうちにあちこちの博物館に連れて行こうと思い、いくつかに出かけました。

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多摩六都科学館 – TAMAROKUTO SCIENCE CENTER

そうした中で、西東京市の多摩六都科学館が、もっともインパクトのあった施設でした。サイトでもそれほどプッシュされていないので行くまで知りませんでしたが、ここのプラネタリウムは「最も先進的なプラネタリウム」として、ギネスに認定されているんですね(2012年7月に認定とのこと)。実際、すばらしいものでした。

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多摩六都科学館は新青梅街道沿いに立地していますが、新青梅街道から建物を直接見ることは、ほとんどできません。すぐ隣のスカイタワー西東京(下の写真。通称「田無タワー」だとか)を目標にすれば大丈夫です。周辺に高い建物がない中で、よく目立ちます。

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周囲は真新しい感じの家に囲まれていて、さながら「住宅街の隠れ家的科学館」といった趣がありました。

1日たっぷり遊べる豊富な体験型展示

ここの科学館の展示のほとんどは、子供(来館者)が全身で体験できるタイプです。決して広い施設ではありませんが、子供は1日たっぷり遊びながら学ぶことができます。

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体験型の展示は、見るだけのものと比べて圧倒的に楽しいし、全身で学べるのがとてもいいのですが、1人あたり、1体験あたりの時間がかかるため、混んでいるときには待ち時間が増え、辛くなってしまうのが難点です。

わが家で行ったときは、ちょうどまれに見る混み具合の日だったようで、係員の人に謝られてしまうほどでした。とはいえ、上野の国立科学博物館とか、九段下(竹橋)の科学技術館の普通の休日と比べたらまだ余裕があるんじゃないかという程度で、食事・休憩施設の混み具合を見ても、それほどしんどい感じではありませんでした。後述する、アクセスのあまりよくないところが、奏功しているということかもしれません。

ギネス世界一に認定されたプラネタリウム

事前に私が多摩六都科学館のプラネタリウムに持っていた関心は「わりと安い」というだけでした(通常の入館券に大人は500円、高校生以下の小人は200円のプラス)。

が、ここのプラネタリウム「サイエンスエッグ」のドームの大きさは世界第4位(上位4位中の3つは日本にあるのだとか。東日本では1位)。投影機「ケイロンII」は世界一たくさんの星を映し出すことができ、その数は1億4千万個。4Kプロジェクターを4台(16K!)使用しているそうです。確かに、入ったとたんに「なにこれ?」と思うくらいにデカいです。

(参考資料:科学館ニュースVOL.69)
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科学館ニュース|多摩六都科学館
科学館ニュースVOL.69 2012.12(PDFファイル/1.69 MB)

ドームに入って座ると、上方の視界すべてが星空になるのはもちろん、前方も足元のあたりから全部がスクリーンになっています。そのため、西東京の町にいて星空を見るような演出が見事にハマり、プラネタリウムにいながらプラネタリウムを飛び出して空を見ているようなトリップ感がありました。

また、いわゆるプラネタリウムらしい星空の映像以外も自在に映し出され、星を見ながら宇宙旅行に行くような体験もでき、プログラムの作り込みも、説明員の方の力の入りようもすごいです。「わりと安いから」という理由だけで、こんなに凄いものを見てしまってよかったのでしょうか……。

ITmediaにも取り上げられていました。
多摩六都科学館のプラネタリウムがギネス認定 「最も先進的」 – ねとらぼ

プラネタリウムのプログラムはときどき入れ替わり、また、同じドームで「大型映像」と呼ばれる別の映像プラグラムも上映されるようです。今度行くときには両方を見たいと思いますが、いずれもその日の定員に達するともう入れないので、これらを狙うのであれば、朝早めに行くのがよさそうです。

それから、1日たっぷり子守をしたあとで暗い部屋に入ると睡魔に襲われて残念なことになるので、できるだけプラネタリウムは早い回をおすすめします。

電車&バスでのアクセスはあまりよくないので注意

公共交通機関を利用して多摩六都科学館に行く場合、基本的には電車とバスを乗り継ぐ必要があります。サイトで案内されているのは、中央線(吉祥寺、三鷹、武蔵小金井)、西武新宿線(花小金井、田無)、西武池袋線(ひばりヶ丘、東久留米、清瀬)の各駅。

バスがもっとも近くまで行くのは田無駅からの「はなバス 多摩六都市科学館方面行き(第4ルート)」のようですが、1時間に2本しか出ていません(参照:第4ルート 西東京市Web)。

距離的にもっとも近い駅は花小金井駅ですが、徒歩18分は子連れで歩くのにはちょっと辛い距離。吉祥寺行きの西武バス(吉64)に乗って、「科学館南入口」バス停から歩くのがいいかもしれません。休日であれば、1時間に2〜4本出ているようです。

「花小金井駅(吉祥寺駅行き)」 西武バス 路線バス – 時刻表|駅探

わが家では今回、ひばりヶ丘から路線バスで行き、帰りはついでに買い物をしたかったのでイオンモール東久留米まで歩いて(徒歩15分ほど)、イオンモールのシャトルバス(1時間に2本)があったので、これに乗って東久留米駅まで行きました。

バスのご案内|アクセスガイド|イオンモール東久留米

1日十分に遊べる+プラネタリウムのチケット購入は先着順なので、いずれの交通手段を利用するにしても、できるだけ早めに行くことをおすすめします。

なお、食事に関しては館内にレストランと「休憩所」があり、休憩所では持ち込みも自由なようです(レストランからテイクアウトして休憩所、というパターンもあり)。レストランは、この手の施設としてはわりといい味で価格も良心的でしたが、次に行くならばお弁当を持って行ってもいいかな……という感じもありました。

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